ミミヒゼンダニ症

今年から参加した狂犬病予防接種の集合注射も終わりました。

4月は休診が多くご迷惑おかけしました。

春は狂犬病の予防注射だけでなく、ノミ・ダニ予防やフィラリア症予防など盛りだくさんです。

この時期は気候も良いのでお散歩が楽しいですね。

先日、みなとみらいまで散歩がてら行ってきましたが、運動不足がたたり結構疲れて帰りはブルーラインなインチョウ中山です。

 

今回は暖かくなると増えてくる耳のトラブルのお話。

一般的にはマラセチアというカビの仲間や細菌が主な原因となる外耳道炎。

そう、あの耳垢が出てきてワンちゃんやネコちゃんが痒がるアレです。

その中でたまに見られるのが、耳に寄生するダニによる外耳道炎です。

 

どちらかというと子犬や子猫など若い動物に多いミミヒゼンダニ症。

特徴は真っ黒な耳垢と激しい痒みです。

イヌやネコは耳が痒い時、さかんに頭を振ります。もちろん後ろ足で掻く事もあります。

そんな時は耳の中を覗いてみてあげて下さい。

耳垢が溜まっていたり赤味が強いようなら、病院行って検査や治療をしてあげましょう。

 

外耳道炎は簡単に言うと耳の穴の炎症です。

掃除をしてもすぐ汚くなってしまうような状態だと、お薬を使わないとなかなか治りません。

病院では炎症が起こっている原因によって使うお薬を選びます。

そのために耳垢を検査する事で炎症が起こっている原因を探します。

で、顕微鏡で耳垢を観察すると………ダニが見つかる事があります。

ミミヒゼンダニ

 

 

 

 

 

 

 

耳にいるダニは こんな感じに見えます。

赤い矢頭がダニで黄色い矢頭がダニの卵です(画像をクリックすると拡大します)。

このダニはミミヒゼンダニといい、ダニを退治するお薬を使わないとなかなか治りません。

最近は肩にたらすお薬(スポットオン製剤)でよく効くお薬があるので、1ヶ月間隔で2回ほど投与するとほとんどの子は治ります。

平行して耳のお掃除や炎症を抑える処置をしながら治療していきます。

 

なかなか治らない外耳道炎は原因究明が必要で、色々な検査をしなければならない例もあります。

経過や症状などに大事なヒントが隠れている事もありますので、お家での様子をよく見て病院で相談して下さい。