徐々に春の足音...というか気配がしてきました。
大通り公園の早咲きオカメザクラの満開も近そうです。
ふらっと伊豆まで河津桜を見に、なんていうのに憧れたりするインチョウ中山です。
気温が13℃を超えてくるとノミの活動は活発になってくると言われています。
また、ダニの発生ピークは春と秋の2回あると言われています。
当院では3月から10月頃までの予防をオススメしております。
そこで、当院の今年のノミダニ予防・駆除薬のご紹介をします。
まずは現状で一番広く普及しているであろう、スポットオン製剤。
首の後ろから肩の辺りの皮膚にたらすお薬です。
メリットは飲み薬が苦手な子には投薬の手間がかからないこと。
効能はノミ・マダニの成虫駆除と、卵がかえらないようにする二段構え。
皮膚が弱い子では付けたところが稀に赤くなることがあるので、注意してあげましょう。
投薬の前後1日ずつはシャンプーを控えてください。
ちなみにホームセンターなどで購入できる製品は、病院で処方するものとは成分が違いますのでご注意を。
もう一つは飲み薬のタイプ。
新しい飲み薬はチュアブルタイプで、オヤツ感覚での投薬が可能です。
メリットはシャンプーをまめにする子でも効果に影響がないこと。
皮膚にお薬が付いていると気になる子や、付けたての濡れた感じが嫌な方にも良いと思います。
また、小さいお子さんがいる場合に、ワンちゃんを触ったりしても安心ですね。
食べ物のアレルギーがある子には向きません(大豆アレルギー)。
効能はノミ・マダニの成虫の駆除だけですが、メーカーによると卵を産む前にやっつけてくれるので心配ないそうです。
この他にもフィラリア症の予防効果も併せ持つ製剤もあります。
このお薬に関してはまた別の機会に紹介したいと思います。
基本的にワンちゃんの性格や生活環境に合わせて選んで頂いて大丈夫です。
ご相談は随時受け付けております。